こんにちは。
研究所より、装置のご紹介をさせていただきます。
今回は自動蒸留装置についてのお話をしようと思います。
まず、写真です。
この装置は基本的にガソリンや軽油等の商品となったものが
ちゃんと規格に当てはまっているかを確認するものです。
この装置で確認し出荷しているそうです。しかし、当社ではできたオイルがどのような性状かを判断するために
使用しているために従来の使用方法とは若干異なっています。
そのために未知のオイルを測定する特別設定になっています。基本的には初留点(オイルを蒸留した最初の一滴が滴下する温度)から
終点まで測定し、残油量、全留出量及び減質量を測定してくれます。
また、気圧補正もしてくれて大変頼もしい仲間です。また、今回は紹介しませんが、
残留炭素分測定するミクロ残留炭素分試験機に必要な10%残油を
自動的に作ってくれたり、
酸化安定度を測定する分析機器のランシマットを使用する時に
ナフサ分除去も自動でしてくれる仕事人です。
この装置が来るまでは、
湯煎でナフサ分除去を行っていたのでもうどれだけ助かっているか!
少しだけ早く帰宅できるようになりました。
研究所 研究員 田﨑