8/22~26 四川商談会・企業訪問に参加しました
広島県と友好提携を締結してから、26年以上に渡る交流実績を有する四川省を知事が初めて訪問することをきっかけに、友好関係を深めるとともに、一層の交流拡大について協議・意見交換等のイベントも開催される。
リサイクルエナジーにとっても初めて中国の内陸部に足を踏み込むことなので、できるだけたくさんの新規顧客に会えるよう、政府主催のイベント以外も独自で企業訪問の予定を組んでいた。
という訳で今回のぎっしり詰まった日程表を公開します!内容を抜粋し皆さんにシェアしたいと思います。
<1>
移動&夜RCCさんとお打合せ
成都空港に着いたのは夜10時半。町全体がライトでキラキラするので、「あれ、ここ上海?」と一瞬錯覚を起こさせてしまう。
今回は広島のテレビ局に密着取材を依頼されているので、そちらのホテルに寄って、簡単な説明を受ける。
<2> 四川環境保護庁との意見交換会
日本企業が事前に四川環境保護庁に提出した質問事項に基づいて意見交換会が開催される。私が一番知りたかった政府の支援策について、油化装置は補助金政策のうち第5条の「環境汚染問題を軽減する設備」に該当すると明確に回答頂いた。
<3> 四川省長表敬訪問
ホテルの前で広島県知事、ひろしま産振興の方々と一緒に記念撮影。
<4> 四川省人民政府との経済交流協定調印式
私は大勢な報道陣に割り込んで正面から知事と四川省省長のツーショットをゲット!気のせいかもしれないが、省長って胡錦濤主席に似てません??
市内の現代工業港にある某成形工場を訪ねる。黒いHIPSの粉砕や再生ペレットを購入し、写真にあるテープのレールを製造している。
<6> 企業訪問 *再生樹脂市場*
内陸部で最も規模が大きい再生樹脂市場と言われている。ここは「順慶」という会社で、話を聞くと現在広東から再生樹脂を仕入れて現地で販売するとのこと。
日本から持ってきたサンプルを見せるとすぐライターを取り出し、燃やして嗅いだり口に入れたりし、あれもこれも欲しいとおっしゃい、非常に興味津々。
<7> 商談会
9社の日本企業に対して、四川の商談相手が30社以上。残念ながら水処理業者ばかりで廃プラを持ち合わせた顧客に出会えず。それにしても油化を初めて聞いたお客さんがとても興味を持ってくださるので、まず基本のことから説明…
<8> 環境保護庁主催歓迎レセプション
四川省人民政府との夕食会。席が四川省政府の各部署の方と混じってアレンジされているので、食事をしながら親交を深める。
<9> 商談 *バイオ装置*
今年5月の上海展示会に来場された四川のお客さんと再会。廃食油の違法再生に関する規制が日々厳しくなりつつある現状をチャンスにとらえ、一刻でも早くバイオ製造装置を取り入れたいという話を頂いた。
<10> 企業訪問 *再生加工工場
四川市郊外の某フィルム再生加工工場。一廃と産廃のフィルムを購入し、手作業で分別した後、写真にある洗浄・粉砕・造粒の生産ラインでペレットを製造販売。できたペレットは品質が良くて売値も高いそう。
ホテルのすぐ隣におしゃれなレストラン街があり、私たちは毎日のようにこの中のスタバに通っていた。仕事の間に飲むコーヒーはなぜかいつものより美味しい気がする…
短い五日間であったが、普段会えない政府の方に話す機会まで頂き、ビジネスとして未開拓地の四川のプラスチック事情も生の声が伺え、個人的には今までの出張で一番有意義に過ごせたと感じている。
許慧穎(海外営業担当)