今回はペンスキーマルテンス式引火点測定装置について説明したいと思います。
まずは写真から
こちらの装置も前回の蒸留装置同様に製品化されたオイルが
ちゃんと規格通りであるかを測定するものです。
測定可能な引火点温度が2℃からになっています。
これは、0℃から2℃毎温度上昇時にオイルの入っている窓が開き、
熱源が近付いて火が点くか確認するものです。
故に、引火点を測定できる最少温度は2℃になります。
しかし、当社の油化装置でできたオイルはナフサ分も多く入っているために
できたてのオイルを入れて測定すると2℃でいきなり火が点きます。
実際にマイナスの引火点を測定できるようにする事は可能なのですが、
その付属品が高価だったもので…
そこで!今までに紹介していましたガスクロでナフサ分の割合を測定し、
自動蒸留装置でそのナフサ分を除去したものを引火点測定機で測定するという
3段構えで引火点を測定することにしています。
みんないい仕事してくれます。