本日は分析結果ではなく、研究所で使っている分析機器についてご紹介させていただきます。
まず、油化装置にてできた油がどのような成分なのかを調べる
FIDガスクロマトグラフです。
簡単に説明いたしますと、この装置にごく少量の油を入れて、
その油にどのような成分がどれだけ含まれているかを調べる頼れる仲間です。
上の写真の右の装置にマイクロシリンジ(注射器みたいなもの)にて油を
注入すると左のワープロみたいなところからこのような波形が出てきます。
横軸が時間(min)を表しているのですが、ある時間に現れるピークでナフサ分、灯・軽油分、重油分及びワックス分と判断しています。(これは先に標準試料で調べないといけません)
例えば、4分~10分の間にナフサ分が見られたとすると、その部分のグラフの面積を求めることでそのオイルにどのくらいのナフサ分が入っているかを調べることができます。
そしてそれぞれ計算した結果
このような結果になり、各成分の割合が分かることになっています。
まだまだお仲間がたくさんおりますで順次紹介していきます。