11/30~12/3の四日間、フランスのリヨン市で開催された欧州最大の環境・エネルギー展「Pollutec2010」に出展しました。
展示会開催日『前日』、晴天なり。幸先良いスタートです。
準備に入る展示者が続々と入場。会場内はとても広くじっくり見れば1日では回りきれません。
今までのアジアの展示会がそうであったように、明日の初日はさぞかし賑わうだろう・・・と思っていたら
オープニング日。なんと会場内はガラガラです。
会場を行き交う人の殆どが“出品者”の様子。ビジターが見当たりません。
急な大寒波の為飛行機が飛ばず、近隣諸国の多くの方が来場キャンセルしたとの事。
残念な限りです。
しょうがないので、ディレクトリー紙から目ぼしい企業を探し出し、積極的に逆営業に向かいました。
そして二日目。
リヨンも大雪に見舞われました。
こんな悪天候の中でも、順調にお客様がお見えになりました。有難いことです。
(JETROさんが最前列のブースを用意して下さったお陰でしょうか。有難うございました!)
E
幸運なことに、ENVIRONMENT MAGAZINEという専門雑誌の選ぶ 「注目技術」に当社の油化装置が選ばれました。
http://innovations.environnement-magazine.fr/pollutec/selection-em.php?locale=fr
この掲載記事を見つけて来場される方もいらっしゃいました。
也有客人是看过杂志报道前来我公司展位参观的。ところで本展示会のブースデザイン完成度の高さには目をみはるものがありました。
フランスらしいエレガントな形と色使いのファニチャーがブースのインテリア感を惹き立てます。
牛もいるわ、
ゴミの怪物もいるわ。楽しい装飾が至る所に施され、目を奪われます。
これは『SITA FRANCE』さんのなブースです。ここの廃棄物マネージメント部の方がわざわざ私共のブースに2度もお越し下さり、ヨーロッパの油化事情についてご教示下さいました。驚いたのは今までの技術だと収率は良くて50%、という事です。『本当に御社の言う収率80%が可能ならヨーロッパでのマーケットは大きい』とおっしゃっていました。収率の高さは私達技術の特徴ですので、自信を持って欧州へ進出したい所です。
さてお昼の時間になると、あちらこちらでワインの乾杯が始まります。
流石、葡萄酒の国フランスの展示会は違います(お祭り騒ぎです)
かく言う私もお隣のブースの『宴会』を直撃!
この陽気なフランス人の方々は、突然の逆営業に嫌な顔一つせず美味しい白ワインをご馳走して下さいました。
油化装置に対するテクニカルな質問を次々に受けます。
ここの会社は特殊なPEパイプの製造をしているそうで、廃材は全てマテリアルリサイクルしているそうですが、油化との採算性の比較をじっくり考えていらっしゃいました。
欧州のゴミリサイクル市場は想像以上に活発でした。ゴミ分別装置、バイオガスや焼却発電などの技術が進んでおり、また油化技術も確立され、競合社の出展もありました。そのような中でもリサイクルエナジーに注目いただけたのは、強みである ”高い収率(80%以上)”があるからだと改めて感じ、嬉しく思いました。
そして帰国です。ロシア上空から雪と氷に覆われた美しい山や川を眺めながら心癒されました。
(雪に泣かされフランス観光ができなかったので、代わりにこの景色を楽しみました)